「ブレードランナー」のデッカードブラスター


 「ブレードランナー」という映画って、普通に娯楽として見ると「つまらない」部類に入るんですよね。どうも盛り上がりとかワクワク感がありません。でも、テーマ性とかで何度も見直してしまう。この「つまらないけど見返してる映画」って幾つかあって、「エクソシスト」、「2001年・宇宙の旅」なんかがそれです。あと、「エヴァンゲリオン」もか。

 で、これは、フルコックの「高木型弐〇壱九年式爆水拳銃」という水鉄砲を塗装したものです。アマゾンで買いました。「弐〇壱九年」というのは「ブレードランナー」の設定年ですね。実際の2019年にはあんなんならなかったな。
 買ったままだと薄い透明でそれらしさが足りないので、まず右のように銀スプレーしました。次に握りの裏から銅色を塗り、全体に黒鉄色を吹いたあと艶消しをしてあります。で、握りをはめて色部品を接着。これは金属性の緑(ガンダムペン)や透明赤を使いました。本当は握りは琥珀みたいな感じに見えるんですが、どうすればいいのか判りません。まあ、私の腕ではこんな感じです。

 ユーチューブなんか見ると、この後ヤスリで黒を削って汚しを入れている人もいますが、何か自然に剥がれてくるので、そこまでしていません。いずれ、草臥れてくるんでしょう。
 説明書には、水鉄砲としての性能は良くないとありますし、実射はしていません。あ、でも銃口はちゃんと開けちゃった方がいいのか。それでも留之助ブラスターよりずっと安いし、SF大会にぶら下げていくにはいいかな、と思っています。

宇宙暦52年3月15日



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