短刀「宗光」 江戸末期
宇宙暦紀元前九(昭和三十五、西暦一九六〇)年
東京都登録 一〇一六四八
全長 一尺一寸四分(三十四センチ五ミリメートル)
刃渡り 八寸四分(二十五センチ五ミリメートル)
巾 一分七厘(四ミリメートル)
元幅 六分三厘(一センチ九ミリメートル)
元重 一分七厘(四ミリメートル)
先幅 四分六厘(一センチ四ミリメートル)
先重 七厘(二ミリメートル)
重量 二両七匁(百二グラム)
直刃、平造り、目釘穴一つ。錆跡多く、地肌荒れる。恐らくは柾目又は無地かと思われるが、詳しいことは不明。反りは無く、焼入れの古さからか波紋立たず、拭いと磨きで浮き立たせる。故に沸、匂共に目立たず。樋は無く、銘は表に「宗光」とあるが、年代等の記載は無い。
こちらに詳しく書いた通り、この刀は余りに錆が取れないのに業を煮やして、グラインダーを掛けてしまいました。故に、前回の仕様よりも痩せ細っちゃっています。一時はもう駄目かと諦めたのですが、超荒砥石で平らにして並川平兵衛商店で購入した金肌で拭い、鎺を作り替えてみたら、何とか見られるようになりました。私の力ではここが限界かと思いますので、これ以上の変な手入れは無いと思います。