これを書いている宇宙暦52年4月現在、世界はバイオハザードで大変なことになっています。言わずと知れたコーヴィッド19、コロナウィルスです。
それで、巷ではある妖怪が評判になっていますね。アマビエ。人魚というよりは半魚人で、絵を広めれば疫病から守ってくれるという物。いろいろなイラストレーターさん達や和菓子屋さん等が作製されています。ということで、私も作ってみました。
基礎というか芯は、佐藤製薬(ホームページでは漢字になっていますね)のナザールスプレーの蓋です。全部粘土にすると重くなってしまうので、中空にする為です。まずこれに、百均で買ってきた粘土を着けていくんですが、木状粘土でやったらなかなか乾かず、ヒビ割れてしまいました。軽くて良いという利点もあるので、これを芯にして紙粘土で表面を整えます。
困ったのは表面の鱗でした。一枚一枚作って貼るのは手に余るし、いろいろ試行錯誤して、割り箸の天辺を電動ヤスリで凹ませ、それで表面を突付いて行きます。不器用に繰り返しているうち、何とか整いました。
あとは鬘みたいに髪の毛を着け、尖ったヤスリで線を書きます。これ外せるので、上手くすれば中に仕掛けを出来るかも知れませんが、今回は見送り。と思っていたのですが、後に肩の部品を着ける関係上、結局接着してしまうというお粗末。
全体的な意匠は、エヴァンゲリオン初号機としました。といってもこれは故なきことではなく、水木しげるさんの色付きアマビエが髪の毛が緑、鱗が紫なんですよね。そもそも、疫病という「使徒」から人類を守ってくれる存在だし。
尚、ロンギヌスの槍は海洋堂のフロイラインリボルテック・綾波レイについていた物、岩は粘土に彩色して作りました。首から提げている御守は、近所の座間鈴鹿明神社で買って来た物です。疫病退散、健康祈願。
あと、私の作品の常で、目や髪の毛等の緑の部分は夜光です。実際、肥後に現れたアマビエは光っていたとか。
それにしても、足が太い。前から見る分にはいいんだけど、横からだと胴体くらいある。でも、こうしないとバランスが崩れるんですよね。そもそも三本足ってのが、生物学的には無理がある。妖怪だから仕方ないとは言え、どう歩くんだろう。
どうか、一日も早く、事態が終息しますように。