何と、「本物の」レーザー光線銃です。といっても、殺傷能力は全然ありません。もちろんレーザーを使っているから目に当てるのは厳禁ですが、国内で一般に出回っているレーザーポインターの部品を調達して、自作の銃の中に仕込んだだけの代物です。
 銃全体は樹脂粘土で作ってあります。注意しなくてはいけないのは、樹脂粘土は成分の中に金属を腐食させる物質が入っている点。金属部分に当たる箇所は、一応ラッカーか何かでマスキングする必要があります。厚紙で全体を作ってから粘土を重ね、乾いたら一度切り開いて紙を取り外します。それから電気関係の回路を入れる訳ですが、最初は赤と緑のハイブリッドにしようとして上手く行かず、結局緑一色になりました。
 あと、後ろのパイロットランプはただの発光ダイオード、音は市販の防犯ベルの中身だけ買ってきて、周波数変調の為の抵抗を取っ払って直接繋いでしまいます。こうすることによって、動画でお聞きのような音に変えることが出来るのです。
 握りの部分がやけによく出来ているように見えるのは、ミルスペック1911A1のこの部分を木製に取り換えた時、余った部品を使ったからです。こういう部品は、取って置くとちゃんと訳に立ちますね。

 さて、レーザー光線の性質上、空中にコロイドが散っていないとチンダル現象が出ません(すなわち、「スターウォーズ」などであるように、宇宙空間のビーム砲の軌跡が見えるのは間違い。如何に強力な光線でも、星間物質程度では見えないんじゃないかなあ)。そこで動画の撮影には、電子タバコで霧を発生させました。夏なら蚊取り線香ですな。それでも私のデジカメの能力では、こんなもんですねえ。何とか見えますか?
 家の近所に電線の鉄塔が建ってるんですが、夜、これに向かって撃つと、怪獣にスーパーガンを発射しているような雰囲気にはなれます。でも、屋外で無闇にレーザーを発射するのは慎まねばならないので、主に室内で遊ぶ方がいいですね。棚に乗っているゴジラやモスラを撃つとか。本当は、光に反応する的を作れればいいんだろうなあ。


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