海洋堂のタケヤ式自在置物「龍」をネットで見て、これを手持ちの海底軍艦・轟天号と絡ませられないかと購入してみました。ところが、造形はまあいいのですが、可動部に右のようなボールジョイントを使っているので、それほど「自在」に曲がらないんです。そこで、中身を針金に換えようとしたら、今度はどうにもぶらぶらします。それでつっとってたのですが、ふと、熱帯魚のチューブが目に着きました。これでどうにかなるかも知れません。で、試行錯誤してどうにか出来ましたので、やり方を報告します。一応改造の常として、参考になさる方は自己責任でお願いします。
まず、電気ドリルで手と足のある部分、二つのジョイント部を針金を通せるように突き通します。この時、怪我をしないように注意しなくてならないのは勿論ですが、問題は向きです。私は不用意にやってしまった為、いらん箇所に穴を開けてしまいました。塞がねばならないのですが、今回は見送り。そんなに見えない所で良かった。
次に針金を束ねます。チューブに通る太さで出来るだけ多く。私は六本に束ねました。
それから束ねた針金を、今の穴に通しておきます。右のようになりますね。さほど難しい作業ではありません。
その後チューブを差します。太い所は左のように二重に通した方がしっかりするみたい。細い方は右のようにぎりぎりになりましたが、これはチューブの選定次第です。ただ、細過ぎると針金がちょっとしか通らないので、一番細い尻尾の部品に入るのを選ばねばなりません。
それからチューブを切り取って、針金の先を1cm位出します。この部分を尻尾と頭に本来空いているジョイントの穴に差して、急速硬化のエポキシ接着剤で固めれば完成です。急速硬化を使用しても、動かすのはしばらく待ってからの方が吉でしょう。うっかりして抜けてしまうと、部品をばら撒いてえらい目に合わんとも限らん。
同じ海洋堂から出ているリボルテックの海底軍艦(海洋堂のホームページで見つからないみたいですが、通販とかで手に入るかも知れません)と絡ませようとしたのですが、縮尺が余りにも合いません。そこで、フジミ模型から出ていた轟天号(検索してみましたが、宇宙暦51年現在、もう出ていないみたいです)と撮ってみました。付属している肩の部品は外してあり、宝珠は持たせていません。だって、「マンダ」だもん。体躯は大部曲がるようになったのですが、まだまだ「マンダ」の方が大きいですね。
本当は色を塗り替えなくてはならないし、足が大き過ぎたりもするんですが、そもそもマンダの設定が好い加減で「怪獣総進撃」では蛇になってしまっています。まあ、これでもそこそこ見栄えはしますから、細かいことはまた今度。
ただ、私が行った秋葉原の海洋堂店舗には無かったみたいですが、連長版という長いのがあったらしい。もう手に入らないみたいですが、こっちの方がマンダに近くなるかも知れませんね。前述のリボルテックが海洋堂なのだから、マンダも出してくれないもんかなあ。