「ガンダムマーカーエアブラシシステム」報告


 左のメタリックなザク、GSIクレオスガンダムマーカーエアブラシシステムで塗ってあります。元々は右の零号機の盾を塗りたくて買ったもので、どちらも非常に綺麗に仕上がっています。値段も安くて手軽なのですが、ちょっと気がついたところがあるので、ご報告したいと思います。

 左が全体、これに右のガスボンベを着けて吹き付けます。まず気を付けねばならないのは、この部分のパッキンが非常に外れやすいこと。失くすとまずいので、気を付けねばなりません。コンプレッサーも使えるみたいだけど、値段も置き場所も問題だし、そもそも私はそれ程の使い方はしません。だからガスで充分なのですが、一つ困った問題がありました。このボンベ、使用しているうちにどんどん冷えてきて、噴出力が弱まってしまうんです。一応予備を用意して交互に使ったのですが、両方とも冷えてしまいなかなか温まりません。それでふと気がついたのが、湯煎です。それでお湯を沸かしてちょっと浸けてみたら、たちまち沸騰する音が――。これは大変危険です。それでぬるま湯にしてみても、やはり沸騰します。爆発しては大変ですから、絶対にやってはいけません。それでいろいろやってみて、要するに温度が安定すればいいわけだから、実は水道水そのままでいいことがわかりました。これなら室温だから、沸騰はありません。温度も安定します。ガスが少なくなってくるとぷかぷか浮くようになってしまうんですが、まあ、差し支えはないでしょう。これで、ある程度は一定の圧力を保てるようです。

 次の問題ですが、今回私が使ったのはガンダムメタリックマーカーセット2です。使い方が下手で、緑だけ不足してしまいました。何処がまずかったかというと、ランナーから外さないで吹き付けたら、上手くブラシが届かなかった部分が出てしまったんです。面倒でも仮組みしてからやっていかないと、無駄が出ます。でもこれ、腹の立つことにバラ売りがないんですよね。均等に使うという人が多いのかな。改善を望みます。
 で困るのは、とても剥げ易く、傷が付き易いこと。マスキングテープが使えないどころか、普段いじって遊ぶものにすら向きません。実は上の盾、青い部分がマスキングテープで処理されていますが、どうも、メタリックブラックとメタリックダークブルーが剥がれにくく、メタリックイエローグリーンとメタリックピンクは剥がれ易いみたいです。特に緑は非常に弱い。すぐに劣化します(後の二つは未確認)。下地でも塗ればいいのかとも思ったのですが、銀色の部分は残っているので、色成分に違いがあるのかな。ただ小さい部分ならペン先でちょこちょこ修正出来ますが。報告によると、ガンダムメッキシルバーなんかは指で触るのもまずく、保護も出来ないそうです。

 ガンダムファクトリー横浜で貰ったプラモデルに掛けるとこんな感じです。剥がれ易いというのはメタリックだけのことだと思われますので、手軽にエアブラシを使えるという点ではお薦めだと言えるでしょう。

宇宙暦53年5月22日


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