「デューン・シリーズ」関連書籍


 デューンの関連書籍です。基本的にこれらには翻訳がありませんので、英語に自信のある方はぜひ挑戦してみて下さい。

Eye

    Frank Herbert - NEW ENGLISH LIBRARY Science Fiction

       ハーバートの短編集です。収録作品は次の通り。

        Rat Race
        Dragon in the Sea 「21世紀潜水艦」の短編版
        Cease Fire
        A Matter of Traces
        Try to Remember
        The Tcatful Saboteur
        The Road to Dune 「デューン」の番外編
        By the Book
        Seed Stock
        Murder Will In
        Passage for Piano
        Death of a City
        Frogs and Scientists

       特に、デューンの番外編「The Road to Dune」は、ムアドディブがアラキスを支配した直後のアラキスについて書いたもので、貴重な資料となるでしょう。

The Dune Encyclopedia

    DR.Willis E. Mcnelly - Berkley Science Fiction Reference

       これは結構有名なデューン辞典ですね。項目ごとに解説になっている形式ですが、中には明らかに小説の形式を採っているものもあります。つまり、かなりの部分が完全に編者の創作です。「デューンのタロウ・カード」についての解説もありますが、内容は私の物とは異なっています。もちろん、どちらが正しいとは言えません。

The Notebooks of Frank Herberts Dune

    Brian Herbert - Perigee Books

       ブライアン・ハーバートは、フランク・ハーバートの息子です。これは、デューン・シリーズの中の名台詞の引用集で、手元においておくと宗教書みたいに使えます。いや、考えてみれば、デューンはなんだかそれ自体が未来の宗教小説みたいなところもありますね。

Dune

    Frank Herbert - Alpha Science Fiction

       なんだ、もとのデューンと同じではないかといわれそうですが、その通り、ただし140ページあまりしかありません。実はこれ、英語のリーダーの勉強用でした。そのために単語を簡単にし、大幅に縮めてあるのです。

The Maker of Dune

    Tim O'reilly - Berkley Non Fiction

       言わずと知れた、ハーバートの伝記です。作品リストもついています。デューン以外にも結構作品があることがわかりますが、「21世紀潜水艦」や「ジャンプドア」、「ボイド」などを抜かして、あまり訳はありません。それも、日本の出版年鑑を調べると、かなりが絶版です。

National Lampoon's DOON

    Ellis Weiner - Pocket Humor

       アラカス――ドゥーン――デザートの惑星。そこは一面の砂糖で出来た惑星で、「ビール」の唯一の産出地である。そこでクラス人々は太りすぎを防ぐためにスウェット・スーツを身につけ、ビール中毒で目が赤くなっている。そこにパルという青年が降り立った。
       なんとデューンのパロディです。ストーリーはだいたいもとの通りに進みますが、設定を置き換えるとこうなってしまうのですね。

The Making of Dune

    Ed Hana - Berkley Non Fiction

       映画「砂の惑星」のメイキング本です。実際には使わなかったカットの話とかも入っています。ただ、直接小説には関係がありません。

Pop-up Panorama Book Dune

    Grosset & Dunlap

       何と、飛び出す絵本。元にしているのは、映画版の「砂の惑星」ですが、写真は使ってありません。

 上にもちょろっと書きましたが日本語のハーバート関係の本は、かなりがなくなっています。「砂漠の救世主」が映画にでもなれば違うのでしょうが――。


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