VIII.サダス

       サダスとはフレーメンの言葉で、聖なる審判官につけられる称号のことである。これは古代地球の宗教では、天にいる裁きの神をも意味する。「ジャミスの魂は天なるサダスにあずけられる」とかつてスティルガーはムアドディブに語った。ムアドディブがアムタールの掟によってジャミスの「テスト」を受けたあとのことである。 天の目はすべてにたいして公平で別け隔てをしない。それは、このサダスが持っている天秤が示している。この上に乗って量られるのは、その者が生涯におこなってきた善と悪である。しかしながら、そのどちらが欠けてもバランスはくずれてしまうのだ。

    正位置の意味

      正義、裁き、結果、決着、客観性、バランス、公平、

    逆位置の意味

      不均衡、偏り、偏見、主観性、

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