実は本コーナーを作るきっかけになったのが、この銃なんです。東京マルイ社製。上から順に6インチ、4インチ、2.5インチです。 元々は同じ会社から出ていたスミス・アンド・ウェッソンのリヴォルヴァーを持っていたのが、落して曲げてしまった上に、24連発機構は直ぐに擦り減って、弾丸が一遍に4発出るようになってしまいました。そう、マルイのリヴォルヴァーは24連発が売りなんです。 それで久し振りにネットで検索してみたら、24連発機能を改良したパイソンが出ているとのこと(スミス・アンド・ウェッソンの方は、宇宙暦40年前半現在、製造されていないみたいです)。早速6インチを注文したら気に入ってしまって、つい後2丁も買い入れてしまったという訳でした。
で、24連発は確かに改良されています。確実に一発出して次の弾を止めるようになっていました。ただそのために、どうも構造が複雑になってしまい、壊れやすくなっています。 ただそれでも、2.5インチは初期不良があって弾詰まりを起こします。6インチも撃っているうちに同じ症状が出だしたので、シリンダーを分解して一つに合わせてしまい、駄目な方はマルベリーフィールドから出ているダミーカートリッジに代えてしまいました。こうすると24連発はなくなりますが、何となくそれらしい雰囲気になるし、弾の出方も安定するみたいです。 さて、写真を見てお気づきかと思いますが、この3丁はすべて握りが違っています。マルイ本来の握りは、2.5インチについているゴムの黒い奴なのですが、私の銃の出自は(リヴォルヴァーが好きな理由もそれです)本来西部劇、それも本家ではなくマカロニ・ウェスタンにあるのです。そこで6インチのはアルタモント、4インチのはキャロムショットの木製に代えました。形としては6インチについているストレートが好きなんですが、せっかくだから全部違うのも一興でしょう。こういう時、インターネット通販は便利ですね。
というわけでコルトには満足したと思いきや――調べてみたら、コルト・パイソンの発売は1955年、どう考えても西部劇に出て来る訳はありません。あの時代の主流は、シングルアクションだったのです。それで「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」のクリント・イーストウッドは、撃鉄を起こして撃ってたのですね。
そうだ、もう一つ――。 | |