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前に高校の教員をしている時部活について考えていたんですが、弓道やアーチェリーって格闘技じゃなくて「球技」じゃないですかね。いや、弓道が「武道」であるのは解っています。ただ、武道というのは競技の分類ではありません。押川春浪が「野球は日本の新しい武道」と考えていたらしいのを何処かで読んだ記憶がありますし、レスリングやボクシングは格闘技ではあっても、所謂武道ではありません。つまり武道というのは競技形態ではなく、「目的」の分類です
球技というのは、「球体もしくはそれに類する物体の位置を競う競技」です。それがゴールに入ったり、コートに落ちたり、何かに命中したりすることを目的とする。野球・ソフトボールはちょっと特殊で、ボールの位置から派生する人間の位置で点数になりますが、基本、球の位置が重要です。
そう考えると、射撃・弓・ダーツ・手裏剣などは要するに「
私は小さい頃から運動が苦手でした。でも、射撃やダーツなら立っていられる限り一生出来ます。どんな場合でも「安全」という要素は非常に大切ですから、それは充分注意しなくてはなりません。ただ、殺傷能力というだけなら、BB弾より野球のボールの方が遥かに高いし、ストラックアウトにしてもある程度の場所がいります。いや、そもそも「的当て」の括りの中で話をするなら、エアガンは殺傷能力がほとんどなく、命中率が格段に高い為流れ弾の可能性が低いという理由でもっとも安全なのです。ダーツはもう少し注意が必要ですが、これだって自宅で一人でやってる分には大した設備もいらず、人に迷惑を掛ける心配もほとんどありません。
日本は実銃の許可ない所持・使用は禁じられているので、世界でも有数のエアガン大国になりました。BB弾を使用する空気銃は、特別な設備がなくても家庭で手軽に的当てが楽しめます。私は、別に本物の銃を撃ちたいとは思っていません。暴発が怖いし、色々面倒そうだからです(運転に自信がないので、免許すらない状態です)。ましてや、本物の弾丸で人間同士撃ち合うなんてのは絶対に嫌です。臆病なんです。
それでもエアガンなら、手軽にお座敷射撃が楽しめます。寝っ転がって的を狙ってるだけですから(ニコチンも嫌なので、写真の煙草は香料入りの電子式です)。更には銃を集める楽しみもありますから、それで私のようなオタクに向いているんでしょう。無闇に振り回さないで眺めているだけなら、日本刀だって私が運転する自動車より遥かに安全なのです。
そうなると、エアガンとは出自が人殺しの道具だから負の印象は強い(私は偏見というものにも、それが生じるなりの理由、理屈はあると思っています。そのことを考えずに「それは偏見だ」といっても相手はいうことを聞いてくれません。銃はその出自が原因なのは仕方のないことでしょう)けど、内容は全然特殊なものじゃない、普通の球技だと判ります。だからお願いします。エアガンを悪用しないで下さい。いじめに使ったら他の球技のボールの方が危なくても、銃は出自と競技人口が少ないので困ったことになり易いのです。この素晴らしい球技を禁止されるような事態には、どうかならないようにして下さい。本当に……切なる願いです。「的当てという球技」は、とても楽しいのですから。
追伸