量産型ズゴックの電飾――ガンダムマーカーの混色


 HGUC量産型ズゴックを組み立てましたが、艶消しに失敗してしまいました。スプレーを掛け過ぎて、白くカブってしまったのです。溶剤等では、どうやっても取れません。丁寧にやすり掛けすればいいんでしょうが、元気も技量もない。ならばいっそのことと思い、塗装して改造してみました。

 と此処で問題なのは、手足の色です。ガンダムマーカーエアブラシが使えるペンに、いい緑色がない。そこでやや危険ですが、マーカーを混色してみます。
 まず、混ぜる色のそれぞれの頭(左)を外します。情報では逆ネジでとても固いそうですので、ラジオペンチで丁寧に。そうすると右の様な頭部が現れますので、これも慎重に外します。こちらは固くありません。ただし倒すとえらいことになるので、立てる場所をきちんと用意しておきましょう。

 これで左の様に蓋が開きますので、此処からもう一方の色を入れていきます。問題は垂れやすいので辺りを汚し易いことと、速乾性が高いので素早くやらないといけないこと。スポイドが使えればいいのですが、届かなかった。左の部品は失くさないように。また、途中で中の出来を見ることが出来ないので、少しずつ入れては何かに塗って確かめるという作業を繰り返します。

 色が出来上がって塗装したら、白味は一応取れました。ちょっと凸凹しますが、これに鑢を掛けられる位なら、そもそもこの作業全体が要りません。少し、緑が強かったかな。ま、いいや。
 最後に、発光ダイオードを仕込んで完成です。目や胸の六角形も穴を開け、手にも光源を入れてビームを発射させます(これが大変でした)。ビームは、同じHGUCギャンのサーベルのランナー。黄色があって良かった。なかなか格好いい、と言いたいのですが、何だかバナナみたいだなあ。

 まあ、こういった失敗プラモデルは、いっそ自由に改造出来るのがいいのかも知れません。

宇宙暦53年5月26日


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