マイク・オールドフィールドが飛行機の免許を持っていることは御存知だろうか。また、ラジコン飛行機を趣味にしていることを――。
「ファイヴ・マイルズ・アウト」や「ハージェスト・リッジ」のジャケットなどはこれをよく示しているが、おかげでヴァージンが航空会社を作った時は「まさかなあ」と思ったものだ。「本日の機長は、マイク・オールドフィールドが努めます」なあんてね。
それで、実は「『チューブラー・ベルズ』の一部に、飛行機の音が入っているヴァージョンがある」との情報があるので、これについて知っていることを書いておきます。
結論から言って、これが入っているヴァージョンは2種類が確認されています。一つは最初期に発売された4チャンネル版(QV2001)、もう一つはピクチャーレコードが流行ったころに出たピクチャー版(VP2001)です。ただし、後から聞いた話では、ピクチャー版でこれが入っているのは初期ロットだけらしく、入っていない版が大量に出回っているのでコレクター泣かせですね。
で、これは何なのかというと、要するに倉庫みたいな所でラジコン飛行機が飛び回っており、最後に拍手が入るというほんの短い(計ってないけど、1分くらいじゃないかなあ)録音。4チャンネルで聴くと音が飛び回るのかも知れませんが、再生機の都合でよくわかりません。残念ながらこれはSACD版にも「ボックスト」にも入っていないので、古レコード屋でQV2001を見つけるのが一番確実だと思います。と言っても、別に音楽的に価値のあるものじゃないとはお断りしておきます。