前にテルモC230体温計を紹介しましたが、それがちょっと壊れちゃってC232に替えました。これはブザー音が少し大きい程度で特記事項が無かったので記事にはしませんでしたが、その後、もっと簡単に測れないかと思って購入したのが、まず写真左のエー・アンド・デイUT-701です(因みに、横浜DeNAベイスターズのマスコット・DB.スターマン仕様なのは自作です。これについては、こちらをご覧下さい)。
 これは「でこピッと」の別名の通り、非接触で額に向けて計る物。一瞬で計れて便利です。ただ、当然ながら赤外線を使うので、体表面温度の影響を受けてしまい、どうも前述のC232より0.3〜5℃位高くなります。そもそもデジタル温度計自体、数秒で測定値を決定する為に、ある程度予測値らしいので、水銀等を使う五分計より正確さが落ちるのは仕方ないみたいです。試しに赤外線の性能を見ようとカップのコーヒーに向けてみたら、温度が高過ぎて測定不能でした。お湯の温度とかも判ると面白いのですが、残念です。

 それでしばらくC232と併用して、記録は温度が高い方のこちらを使っていたのですが、ついに出ました、オムロンMC-6800B。以前にご報告したHEM-7281THBF-255Tと同じく、オムロンコネクトにデータを転送してグラフに出来るという製品です。これを使うと、右画像のようなグラフが簡単に作れます。
 ただ、これもやはり15秒で測定する為に予測値を使うので、上記のUT-701より0.2℃位低くなることがあります。だいたいは一致しているので、そうなるとC232だけが低めになりますね。コロナウィルスの場合、37.5℃が続くと怪しいと言われたので、高い方を基準にしてもそんなに問題は出ていない訳ですが、やはり体感も大切というところでしょう。
 転送原理はブルートゥースではなく、音波を使います。したがって、端末側のマイクの位置が正確に判っていなくてはならない訳ですが、当然、携帯電話ならそう難しくはありません。試しに耳を当ててみると、何か雑音のような音がします。これでデータになるんだなあ。

 さて、とりあえずはこれを書いている現在、ワクチンも一回目を打ち終わりました。熱もないようですが、本当、早くコロナに終息して欲しいものです。そもそも、我々宿主を殺してしまうことなど、ウィルスの方にも利益はない。全く、自然界とは生物に優しく出来ていないなあ、とつくづく思っております。