武者頑駄無プラモデル


 まあ、たまにはガンプラでも。というか、武者系なんですが。

 前に書いた通り、我が家には私が手を入れた神棚みたいなものがあり、五月人形の鎧には真剣の短刀が飾ってあります。で、神棚の横に武者頑駄無なんか飾ってみたくなりました。
 真ん中の武者頑駄無は、座っている床几と手持ちの軍配、後ろの鯉のぼり、武者幟が割り箸と紙で作った自作。これは元々立たせるキットなのですが、息子が座らせて軍配を持たせた方が格好良いと言ったもので。左右の篝火は通信販売で購入し、発光ダイオードを仕込んで光らせています。鯉幟は、検索すればネットで型紙が簡単に手に入るんですね。
 それで、軍配と幟に「横浜優勝」とあるのは、妻と息子がDeNAベイスターズのファンだからです。幟の字は、妻の手書きだったりなんかして。コンピューター用の和紙は、こういう時手軽に色々な物が作れて便利ですね。

 次に左右に並んでいるザク(「殺駆頭」といいます)。私、二頭身は余り好きじゃないんですが、武者ザクの八頭身はないみたいだし、これも結構格好良いんですよね。で、組み換えで、武者、闇将軍、軽装の三つに替えられるんですが、軽装は何だか骸骨みたいで格好悪いし、そもそも緑一色しかありません。それで同じ製品を二つ買って、一つはスプレーでシャア専用に塗装してみました。右の量産型が武者形態、左のシャア専用が闇将軍です。シャア専用の構えている暗黒砲とそれぞれの目に、やはり発光ダイオードを仕込みました。こういう時、電動ドリルと百均の光硬化樹脂は便利ですね。あと、グルーガンもか。最近、随分半田付けをしました。

 ところで、頑駄無の左の、丸に隅立て四つ目は我が家の家紋、ということになっているのですが、これがどうも怪しいんです。両親が結婚する時、母が父に、家紋は何なのかと尋ねたら、
「君のところと同じだよ」
と言われ、それを着物に付けていたら、兄嫁(私の伯母)に会った時、家紋が違っている。どうも伯父も、伯母に家紋を訊かれて、 「君のところと同じ」 と答えたそうで、要するに伯父も父もいいかげんなことを答えたらしいんです。私が平田工房のマーク(右)を勝手にデザインしたのは、どうせいいかげんなら家紋も自作してやろうかと思った名残です。まったくもう。

 追加ですが、付属の刀・雷光丸が二本になったので、量産型に二刀流をさせてみました。波紋も塗ってあります。上が乱刃みだれば、下が直刃すぐは、それらしくなったでしょうか。とは言え、こんなん、どうせ見えないんですが。

宇宙暦52年3月24・25日



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