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XVIII.太陽
XIX.月
この二つも比較の意味で解説する。
オリジナル・タロウ・カードにおいては、太陽と月の番号はこれと反対である。意味としては、太陽は非常に良いカードで願望成就や家族の愛情をあらわすのに対し、月のほうは危険や不安を象徴し狂気の存在を暗示する。それがデューンのカードではまったく正反対になってしまうのだ。
アラキスにおいては、本当に安全な行動ができるのは夜である。というのは、昼は水を奪う太陽が容赦なく照りつけ、スティル・スーツをつけていてさえ完全とはいえないからで、むしろ二つの月を空に持つ夜のほうが、ずっと楽に砂漠を旅することができる。ムアドディブの名の由来となった飛び鼠のマークはアラキスの第二の月にあらわれ、これもまた一つの象徴である。あなたは月のカードが出ているときにこそ、行動をおこすべきであり、太陽は障害を意味すると考えたほうがよい。誰だって砂漠で倒れたくはないものであるから。
XVIII.太陽
正位置の意味
危険、障害、脱力感、怪我、瀕死の重症、
逆位置の意味
無抵抗、熱、眠り、
XIX.月
正位置の意味
安全、追い風、平地、穏やかな状態、
逆位置の意味
案内人、明かり、友人、
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