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図書室――SFの部屋
私は、東京工業大学のSF研究会出身です。私の加入は、会が成立して一年くらい後なのですが、このサークルでは本当にいろいろな経験をしました。おそらくあそこで過ごした六年間は、私の一生の中でもっとも充実していた時期でしょう。
「SF−COMPLEX」は、その東工大SF研のOB会が発足した後、メンバーの便宜を図って企画された同人誌です。ここではネットワークという媒体を利用して、その私家版をお送り致します。私家版という名の通り主に私の個人作品を集めてありますが、若干のゲスト作品も掲載させて戴きました。また、下に出てくる「スタジオひえ」とは、当時の東工大SF研の映像部門の名称です。ここは主に自主製作映画を担当し、いくつかの作品を残しております。
――平田真夫 (E-mail:atelier@hirata-koubou.com)
目次
小説
創作は、同人誌製作の中心です。これは、Oookayama−SFがスタートした時点から、一貫して守られて来た姿勢でした。SF−COMPLEXが発足し、卒業後もこんなことを続けてきたのは、何よりも小説を書くのが好きなOBが集まったからです。そういうわけで、ここには私の創作の一部をご紹介します。ま、この中の一つでも面白がっていただければそれで満足です。
裏小倉の逆襲(版)
これは厳密に言えば小説じゃないんですが――。
ご存知筒井康隆さんの「裏小倉」のパロディ、すなわちパロディのパロディです。ただし、内容は筒井さんと重ならないように、小倉百人一首は元歌にしてありません。一応「万葉集」や近代の短歌から有名なものを採りましたが、俳句なんかも混ざってしまいました。
十三本の糸
「十三本の糸」とは、邦楽器の筝に使う弦のことです。我々日本人がつちかってきた懐かしい響き。その興隆に一生を捧げた偉人の物語をお読み下さい。
原子力潜水艦伊吹
謎のどくろ島で突如消息を絶ったジョーンズ博士を捜索に向かう、空飛ぶ万能潜水艦・伊吹。行く手には、大ダコの化け物や猛毒のジャングル蛇、黄色い顔の原住民などの数々の危険が待つ。そして最後の敵・大怪獣アクロンと、それに立ち向かう伊吹の最大の武器とは何か!
「発進!」の掛け声とともに、あの懐かしい冒険の世界が蘇る! ついにベールを脱いだ、海洋冒険ジュブナイル!
(いかに発明者の子供とはいえ、学校にも行かずに潜水艦に乗り込む少年少女たち。何の説明もなく繰り出される新兵器や、いるはずもない怪物の数々。海洋学の権威でいながら潜水艦の設計に携わり、一目見ただけで何でもわかる天才科学者など――。
あまりのアナクロニズムと、今時信じられないような安直なストーリー展開に、合評会でさんざんな目にあった、作者の最低作)
↑こう言われた方が読みたくなる人って、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
幽玄抄
人里離れた真夜中の草叢に佇み、一人笛を吹く若者は一体何をしようとしているのか。その彼の前に現れた形相凄まじき鬼の正体は? 室町幕府の終焉期、佐渡の地を舞台として幽玄に満ちた戦いを描く現代の猿楽能!
なお、音楽室に収録した能管についてのエッセイも併せてご覧ください。
マイ・レディ・グリーン・スリーヴス
彼は、なぜ誰からも愛され大切にされるのか。思い出を写して栄える東京と、そこに住む妖精たちの秘密とは? 静かに降り続く雨の中、彼の弾くヴァイオリンから流れる「グリーン・スリーヴス」のメロディに、すべての人々が共に声を合わせる。作者唯一の「SFマガジン」収録作、ついに復刻!
カリヨン橋にて
孤独な老人が新宿の雑踏の中で出会った少女はどこから来たのか。西口カリヨン橋を舞台に、日常の中の思わぬ神秘が顔を出す。作者の「東京」への愛情を描いた異色ファンタジー。
妖精を探す男
17歳のエルシ・ライトが迎えたアーサーという客は、突然奇妙なことを言い出した。何と彼は、妖精を探して村まで来たのである。エルシは乞われるままに想い出を語り始める。それは、幼い日の彼女が見た不思議な生き物の話であった。
風鳴き山の神
幼いころから愛し続けた娘が嫁に行く日に、風鳴き山に登った猟師が見た物は? 日本人の心の故郷を描く現代の民話。
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ショートショート
同人誌名物・素人ショートショート。とにかく、すぐ読めます。
休日
あるコレクターの告白
偽札
金の斧と銀の斧
侵略者はペンギン
浜の真砂は尽きるとも
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「炉辺にすわって」アンディムジーク室内合奏団版
スタジオひえのMIDIライブラリィ
SFイラスト集
私の書いたイラスト集です。基本的にSFの物が多く収録されるはずですが、中にはそれと無関係な物も混じっています。
蒲鉾の板絵
漆器の書類箱
赤毛のアン
無題作品
第39回SF大会「Zero−CON」イラストギャラリー出品作
タロットカードの13・死神
黒騎士
蛇女メデューサ
蛇女メデューサ・2
新井素子嬢の似顔絵
ちぐさ保育園の納涼祭ポスター
ちぐさ保育園の納涼祭ポスター再び
みつきやよい小コーナー
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書評、エッセイ、その他
書評(ただの読書感想文)、エッセイ、その他の雑文です。基本的にSF周辺の話題で行きたいと思いますが、そのうち関係ない話も入ってくるかも知れません。
書評
銀背通信――帰ってきたハヤカワ・SF・シリーズ
ドノヴァンの脳髄
超生命ヴァイトン
ラルフ124C41+
影が行く
アジアンコミックパラダイス(唐沢俊一)
重力の影(ジョン・クレイマー)
ホームズ、最後の事件再び(ロバート・J・ソウヤー)
書評サイト・シミルボンの私のページ
エッセイ、その他
新宿のパチンコ屋さんで
架空銃について
海洋堂、タケヤ式自在置物「龍」と海底軍艦・轟天号
愛しのライトセーバー
デビルマン・チェックメイトコレクション
スタートレック・チェス
大長編が多過ぎる
ホラーに関する私見
「展覧会の絵」の想い出
平田真夫のSFベスト10
平田眞紀子のSFベスト10
拝啓 SFマガジン様
遥かなる地球から
ブログ
宇宙旅行は「楽しい」か
宇宙は余りにも大きいが、しかし……。
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ゲストコーナー
ここには、私の作品以外の原稿を掲載します。作品数が多くなってきた場合は、多分それぞれのジャンルの中に移動すると思いますが、現段階ではそんなに数がないので、このような処置としました。御了承下さい。
Knock, knock, knock, knock on ...(水谷わるた)
宇宙暦29年12月30日、星新一さん逝く……。このニュースは、まさに日本SF界最大の衝撃の一つでした。私も休暇をとって星さんの告別式に行きましたが、矢野徹さん、筒井康隆さん、新井素子さんの弔辞が心に残る厳粛なものでありました。
ここに掲載するのは、たまたまメールで知り合った方のショートショートです。どうか、星さんの想い出とともにお読み下さい。
「ジャングル大帝」分析(横山信太郎)
故・手塚治虫氏の名作「ジャングル大帝」を巡っての差別文書論議に関する考察。筒井康隆氏も執筆を再開し、この問題に関しては更なる発展的な議論が望まれますね。
黒騎士(川崎飛司)
ある日突如として、戦う相手を必ず殺してしまうという呪いに取り憑かれた騎士ジャン・クロード。「戦士」の哀しみとともに、その魂は孤独な旅を選ぶ。地平線の彼方へと、二つの白い動物を追う彼の見たものは――。お茶の水女子大学SF研究会誌「コスモス」に掲載され、「交響詩・黒騎士」の元になった傑作ファンタジー。
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商業作品一覧
DUNE Club Japanインターネット
他サイトへの接続
東京工業大学関係
東京工業大学SF研究会・リリカ団及びメンバー個人のホームページは以下の通りです。
東京工業大学SF研究会・リリカ団のツイッター
妹尾尚一郎君
東京工業大学
SFとは直接関係ありませんが、我々SF-COMPLEX同人の母校、東京工業大学のホームページです。私はここに7年間在学しました。そしてそれは、自分が一番の熱意と力を持って生きていた7年間だったと思います。母校の発展を祈っております。
日本SF作家クラブ関係
日本SF作家クラブ
同ツイッター
ご存じ、日本のSF作家諸氏によるクラブです。ついに私も、その末席を怪我させていただくこととなりました。
日本SF作家クラブ通信
書評サイト・シミルボンの中の、作家クラブ会員の方々によるエッセイ集です。
SF Prologue Wave
日本SF作家クラブ会員有志により運営されるネット・マガジンです。創作物の発表、インタビュー等の企画モノ、宣伝などを行なっています。私の作品も掲載して戴いております。
イラスト関係
ユーチャンのイラストパーク
「水の中、光の底」の表紙絵を描いていただいたイラストレーターYOUCHANのホームページです。ひょうひょうとした、明るく楽しいイメージ。これなら、本を「ジャケ買い」してくれる人が出るかも。
MOON DROPS★みつきやよい★
「展覧会の絵」のイラストレーターみつきやよいさんのホームページ。美しい手描きの水彩画が展示されています。最近のコンピューターグラフィックにはない、懐かしい安らぎがあります。
出版社
東京創元社
私の初めての小説単行本「「水の中、光の底」の版元です。「展覧会の絵」の最初の出版元でもあります。
中学生の頃、私は創元推理文庫のエラリー・クイーンやフレドリック・ブラウンのショートショートを読み漁りました。シャーロック・ホームズを除けば、初めて買った文庫本も、ここから出ている「吸血鬼ドラキュラ」です。陳腐な言い方ですが、かつてお世話になった本の列に自分の名前が加わる日が来るなんて、思ってもみませんでした。編集の方達、どうも有り難うございます。
幻想迷宮書店
現在もゲームブックを積極的にキンドル化している出版社。「展覧会の絵」はアンリミテッドですよ!
創土社
どうして早川書房や徳間書店を差し置いてこの出版社がここにあるのかと言うと、最近、ゲームブックの出版を開始したからです。あのブームの時に買い逃したものの中に、ぜひ読みたいものもあるので、爆発的なブームはともかく、安定した名作が供給されるようになって欲しいものですね。
コンヴェンション関係
未来
第60回日本SF大会
現在
第59回日本SF大会―FUCCON
過去
第58回日本SF大会―彩こん
第57回日本SF大会―ジュラコン
第56回日本SF大会―ドンブラコンLL
第54回日本SF大会―米魂
第53回日本SF大会――なつこん
第50回日本SF大会――ドンブラコンL
第49回日本SF大会――Tokon10
第48回日本SF大会――T−con2009
第47回日本SF大会――DAICON7
第46回日本SF大会=第65回ワールドコン――Nippon2007
第45回日本SF大会――ずんこん
第42回日本SF大会――T−con2003
第41回日本SF大会――ゆ〜こん
第39回日本SF大会――Zero−CON
第37回日本SF大会――CAPRICON1
いわずと知れた、日本SF大会です。ここのところ、ちゃんと参加しています。それにしても、の大会のサイトが残っているのにはびっくりだなあ。
ゲームブック関係
Analog Game Studies(アナログ・ゲーム・スタディーズ)
SF評論家/ゲームライターの岡和田晃さんが主催されている「アナログゲームを中心とした産学連携」を合い言葉に、ゲームとそれ以外の社会的要素を繋ぐべく、情報発信をしていくプロジェクトのホームページです。「水の中、光の底」の対談では、随分お世話になりました。有り難うございます。
個人のページ
地面が俺を呼んでいる。
管理人の杉並太郎さんには、大変にお世話になっています。何となれば、SF大会の創作講座の初代企画人であらせられるからです。現在のSF会の「冬」とやらは、有能な新人が出てこないのも原因だと思います。この手の企画や新人賞がもっと増えてくれば、明日のエースが必ずや登場するでしょう。このホームページには、杉並さん自身の作品も上がっています。私ももっとがんばらねば。分数電卓ソフトまであったりなんかして。
Blue Box
水野環さんとおっしゃる方のサイトです。SFというか、ホラーの小説やホームページの素材が並んでいます。黒い背景の落ち着いた感じ。イラストも充実しています。
yumeの独り言
「矢野徹の狂乱酒場」の仲間、yumeさんのテキストサイトです。「安葉巻を片手に」書かれた詩や随筆、その他が並んでいます。
その他
Hobby Base Yellow Submarine
ホビーショップ、イエローサブマリンのホームページ。私はフィギュアを探しに行ったりしますが、実は新宿ゲームショップ店で、創土社のゲームブックが簡単に買えるのです。「チョコレートナイト」も「パンタクル」も「展覧会の絵」も、ここでなら手に入りやすい! ゲームブックファンはここを頼りにしましょう。
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簡単な自己紹介
なお、このページへのリンクは自由です。どんどんリンクを張って下さい(むしろ、張って欲しい)。その際、下にあるバナーをダウンロードしていただければ有り難く思います。また、もしも事後承諾でもメールをいただければ、こちらからもリンクを返したいと思いますので、同じような趣旨のページをお持ちの方は、ぜひ御連絡下さい。
――平田真夫 (E-mail:atelier@hirata-koubou.com)

アトリエ「平田工房」
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